北欧の後は、東欧へ入り、9月はリトアニアから北マケドニアまで陸路で南下。途中、中東のヨルダン・イスラエルに4泊5日で行ってきました。
はじめての東欧でしたが美人や音楽の華やかなイメージの裏には、ナチスドイツ時代の黒歴史も多く、特にリトアニア・ポーランドでは改めて歴史を知る機会になりました。
もくじ
はじめに
ヨーロッパは本当に周りたいところだらけで悩みました。ドゥブロヴニクやプリトヴィッチェ湖畔などピンポイントで憧れていた場所と、行ったことない国を優先的に周っています。東欧ははじめてで、昔からずっとクロアチアに行きたかったのでとても楽しみにしていた国でした。ヨーロッパの行く場所を決めるまではこちらにまとめました。
【世界一周ルート】3-0.ヨーロッパ・北アフリカのルートの決め方東欧はヨーロッパの旅も後半、だんだんとヨーロッパの雰囲気が板についてきて、石畳の景色が当たり前になってきていました。そんな中、リトアニアからアンマンの往復飛行機が手頃な価格で、ペトラ遺跡・死海・エルサレムへ行きたくて急遽追加した中東4泊5日ではまた違った雰囲気を感じられて新鮮でした。そしてイスラエルでは日々の出来事を細かくメモしていたiPhoneが盗難にあい、せっかくのヨーロッパの感じたことや一日のスケジュールメモがなくなってしまいめっちゃショックでした。そこだけバックアップ取ってなかったんだよね…
9/1にアイスランドからバルト三国の一番南の国、リトアニアのビリニュスへ入り、中東旅を挟みつつ、東欧を南下し、9/21に北マケドニアからマルタ島へ。計21日間です。
- ビリニュス 2日
- アンマン 2日
- ペトラ遺跡 1日
- エルサレム 2日
- ワルシャワ 2日
- クラクフ 半日
- ブタペスト 2日
- ザグレブ 2日
- プリトヴィッチェ 1日
- ドゥブロヴニク 3日
- コトル 3日
- スコピエ 1日
東欧・中東のルートマップ・移動方法
ビリニュス➡アンマン➡ペトラ遺跡➡アンマン➡エルサレム➡死海➡アンマン➡ビリニュス➡ワルシャワ➡クラクフ➡ブタペスト➡ザグレブ➡プリトヴィッチェ➡ザグレブ➡ドゥブロヴニク➡コトル➡スコピエ
オーストリアのウィーンにもこのタイミングで行こうかと思っていたけど、全体を考えた結果行くのをやめました。本場のオペラは今後機会があったら。ブタペストからウィーンまで約3時間、FLIXBUSはあったので入れることは可能です。
また、クロアチアの後、モンテネグロのコトルと北マケドニアのスコピエを入れたのは、シェンゲン協定に加盟していない国だったことと、スコピエからマルタの飛行機が安かったからです。後半シェンゲン90日が本当にギリギリで計算しながらスケジュール決めでした。
当時ストーリーにUPしてた画像だ
基本バスです。夜行バスも結構たくさん使いました。東欧はFLIXBUSがあるところとないところがあり、調べるのが面倒でした。
ひとり約62,000円です。内訳は飛行機(LCC)が約2万円、残りはバスです。東
ビリニュス➡アンマン Ryanair 25€(約3,000円)/人
アンマン➡ビリニュス Ryanair 65€(約8,000円)/人
アンマンへはビリニュスの宿にメインバッグを預けて、預入荷物なしで行ったから安いよ。復路が高いのは週末だから、だったような。
スコピエ➡マルタ(ルア) Wizz air 4,400MKD(約8,500円)/人
※預入荷物込み
このルートの移動ポイント
アンマンからペトラ遺跡は、バスで行きました。朝一のバスへ乗り、一番遅いバスで帰ってきましたが、観光時間は十分取れました。
アンマンJettbus会社前⇔ペトラ遺跡往復 Jettbus 22JOD(約3,300円)/人
ペトラ遺跡もキングフセインブリッジも、ここのバス乗り場から乗りました。
中心地の宿からは距離があったので、Uberで向かいました。宿はCLIFFHOSTELです。オーナーが簡単な日本語が話せて、とっても優しくしてくれました。ペトラ遺跡や死海のツアーもやっていました。
アンマンからエルサレムへは、キングフセイン橋を通っての出入国がメジャーです。こちらもJettBUSです。
アンマン➡キングフセインブリッジ Jettbus 22JOD(約3,300円)/人
流れとしては、行きはアンマン➡キングフセインブリッジ➡ヨルダン出国➡再度乗ってきたバスへ乗り込み➡イスラエル入国➡乗り合いバンで市内へ➡エルサレム到着です。
イスラエルイミグレ➡エルサレム旧市街 乗り合いバン 10JOD(約1,500円)/人
”イスラエルのスタンプがあると入れない国があるから押されたらまずい” みたいな記事をよく見かけましたが、スタンプなしを希望する観光客向けにシステムが整ってきているようで、指示に従い書類を書いて、スタンプなしでスムーズに出入国できました。ただ、出国税がめっちゃ高いです、特に帰り…。
ヨルダン出国税 10JOD(約1,500円)/人
帰りは➡エルサレム➡イスラエル出国➡ヨルダン入国➡キングフセインブリッジ➡ヨルダン入国です。エルサレム旧市街のイミグレ便のバス停はここです。帰りに余ったイスラエル通貨を両替までしてくれる優しいスタッフが運営していました。
ヨルダンのイミグレ出口にはタクシーがたくさん待っています。アンマン市内に戻る場合は観光客同士乗り合いでタクシーを使う人を見かけました。
エルサレム旧市街➡イスラエルイミグレ 乗り合いバン 10JOD(約1,500円)/人
イスラエルイミグレ➡キングフセインブリッジ バス 2.5JOD(約380円)/人
イスラエル出国税 180ILS(約5,600円)/人
実際行くまでは、エルサレムってなんだか危険なイメージでしたが、予想以上に新しい建物があったりクリーンな街で驚きました。
もちろん城壁内の旧市街はとってもディープな雰囲気です。
でもその中にも保育園があったり、ただその上の城壁には聖書を熱心に朗読している人がたくさんいたり、なんだか本当に不思議なところでした。
私たちはここからタクシー運転手へ交渉して死海へ行きました。観光客には結構ふっかけてくる雰囲気だったので、多分この時も35JODくらいから値下げしてもらいました。Uberはエリア外、バスもここから死海へはないので、この時はタクシー一択でした。
キングフセインブリッジ➡死海 タクシー 20JOD(約3000円)
死海は入場料がかかるので、私たちはそれがかからない無料のパブリックエリアの死海へ行ってもらいました。ただ、降りて遊んだはいいものの、この辺はタクシーはもちろんUberもエリア外。
そこで、たまたま居合わせたおじさん軍団と仲良くなり、死海からアンマン市内へは乗せてもらいました。
彼らはサウジアラビア出身で昔からの友人と陸路で休みをとって10日間のバケーション中だったそう、車内もエアコンガンガンでバテ気味だったので癒されました。
彼らものすごく紳士でイチジクが好物のよう、私たちにも永遠にむいて食べさせてくれました笑。お互い20個くらい食べたよ、でもお腹もペコペコでとっても美味しかったです。食事は食材を購入し、その辺でBBQをするというスタイルとのこと、なんかいいですよね。
この路線はFLIXBUSがなく、LUX Expressというバスを使いました。バスターミナルにいくつか会社が入っていて、その中のひとつです。
ビリニュス➡ワルシャワ LUX Express 19€(約2,300円)/人
夜行バスです、物価が安い!
ポーランド・ハンガリー・クロアチアはまたFLIXBUSを使いました。
この路線の車窓が本当に最高だったので少しだけ。ただこの路線出発も到着もかなり遅れてネットも繋がらなかったのでコトルのAirbnbの人との待ち合わせがあったのでとても不安な気持ちになりました。ま、なんとかなる、と思う度胸も少し身についていた頃でしたが。
ビリニュス➡ワルシャワ LUX Express 19€(約2,300円)/人
コトルのバスターミナルで購入し、夜行バスで向かいました。この時は1日1便だったと思います。
コトル➡スコピエ 35€(約4,300円)/人
おわりに
中東も挟んだので、なんだか新しい発見の多い、ここまでのヨーロッパ旅とはまたちょっと違う旅でした。リトアニアではナチスドイツ支配の歴史、ショパンのイメージが強かったワルシャワではその後に起こったワルシャワ蜂起、また違った一面を知ることができました。特に印象的だったのは、東欧の出来事は他の歴史に比べてまだまだ日が浅い、1900年代の出来事ということです。
そんな黒歴史に触れて悲しく、人間について改めて考えさせられた一方、憧れていたクロアチアのプリトヴィッチェとドゥブロヴニクはイメージ通りとっても素晴らしい景色が見れました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次は、ヨーロッパ・北アフリカ旅の最後、マルタ・イギリス・エジプト・フィンランドです。
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