夫婦で世界一周した中で、「病気にならなかった?」「夫婦旅ってどうなの?」など旅中や帰国後によく聞かれることを一問一答+説明でまとめました。興味をもって聞いてもらえるって、有難いことです。私も世界一周準備中は世界一周のこと、夫婦で旅することについてたくさん調べたので、同じく世界一周を考えている方、夫婦旅について知りたい方、なんとなく開いてくださった方(←ありがとうございます)、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。
もくじ
これは、本当によく聞かれました。ただ、正直今回どこも行きたくて行った国だったのでもちろんどこも最高でした。と言っても仕方ないので、あえて挙げるとしたら…
アイスランド
です。とにかく荒涼とした景色、人の少なさ、とにかく旅中「やばい、一番好きかも~」とよく二人で盛り上がっていた、そんな国でした。意外だったのが羊の多さ。レンタカーでキャンプ(と言っても自炊&車中泊)しながら周ったので毎日の朝焼けや夕焼けも良かったです。
【おすすめの旅先】夏のアイスランド旅10日間まとめ☆見どころ・ルート・スケジュール・レンタカー・費用ちなみに、どこが楽しかった?と聞かれたら
アメリカ横断
です。やっぱりキャンピングカーで周って、みんなでワイワイ楽しむ時間はまた違った楽しさがあり、最高でした!
合わなかった
に等しいレベルでした。ピンチだった話とか面白いので、そんな小ネタを披露したかったのですが、本当に有難いことに危ない目とかには合いませんでした。
あえて言えば、オーストラリアやNZでの交通違反、私がイスラエルでiPhoneの置き引き、でも本当この程度でした。あ、あとAirbnbのホストと喧嘩とか。
なりました
結構数カ月に一度、ガツンと体調不良になりました。睡眠は常にしっかり取っていたので(毎日8時間くらい寝ていたと思う)、原因は主に疲れ、それに加えて寒暖差や乾燥です。自由に楽しい旅、とはいえ、366日間毎日旅をしていると相当疲れは溜まります。楽しいから気付かない時もあるけど、気が緩んだタイミングとかでダウンしました。基本は病院とかにはかからず安静にして、日本から持ってきた風邪薬を飲んで、ひたすら寝る!です。それで治りました。
ダメでした
南京虫にはあいませんでしたが、一番辛い思いをしたのが、NZの南島の川近くに多く生息しているサンドフライ。日本でいうブヨです。見た目はコバエのさらに小さくしたような感じです。最初サンドフライを知らずにいて、キャンプ場でも短パンノースリーブで過ごしていました。ただ、2~3日したら腫れと猛烈な痒みが発症し、もはやパニック。蚊のかゆみが可愛く感じるくらい、拷問のような痒みです。お互い主に足を中心に20カ所以上刺されました。今でも忘れません、痒みは痛みの次に苦痛な感覚だそうです。そんなことまで調べてしまうくらい辛い経験でした。
もうひとつ辛かったのが、パタゴニアで謎に刺されたダニだと思われるやつ。これもサンドフライ同様の猛烈な痒みで、3人部屋で私だけが被害にあったので、ベッドの寝具ですよね…。この時もパニックになりました。
あとはアマゾンの蚊です、2泊3日で29ヵ所も刺されました。虫よけスプレーをするか、長袖長ズボンで対策をしていたのに刺されたから、悔しくて数えました。ちなみにスプレーは効いていた気がします。ただ、服の上から刺してくるから服じゃダメでした。この時虫よけスプレーを十分な量持ってなかったんだよね…。
ただ、日本では人一倍敏感だった蚊にすら、蚊の痒みがピークなのはもって半日。と謎な余裕が出来るほど、他が辛く、アマゾンの最終日で左足のふくらはぎの裏の下の方を、アシナガバチに刺されてしまい、こちらもまた痛みより猛烈な痒みが2~3日続き、さらには足先まで象の足のように腫れ上がり熱ももってパンパンになったので、さすがに病院へかかりました。飲み薬と塗り薬で徐々に良くなりました。
保険会社に連絡し、現地のコーディネーターが探してくれました
私たちの入っていた保険は24時間日本語対応で、電話回線がなくてもWifiがあればどこでも使えるLINE電話に対応していたので、SIMを購入していない国でも使えて本当に助かりました。流れは、保険窓口➡医師のリモート診断➡保険窓口➡現地のコーディネーター➡病院でした。夜電話をしたら翌日、朝電話をしたら当日の夕方受けられるくらい、かなりスピーディーに対応してくれます。
病院は二人で5回ほど受診しました。1回目はみみじんがマチュピチュ遺跡で虫に刺されたか高山病で謎のアレルギー症状のような状態になりボリビアのラパスで受診、初回からボリビアというハードルの高さ。2回目は私の蜂刺されでブラジルのリオで受診。3回目、4回目は私の体調不良でドイツのフランクフルトとミュンヘンで婦人科を受診。結果、何もなく、安心したら、体調は戻りました。女性の身体ってそうゆうところありますよね。
東京海上日動の海外旅行保険
3ヵ月までだったらクレカの付帯でいけますが、長期は保険に入るしかありません。海外旅行保険って、長期になると結構高いんです。ただ、ここは手厚くしておきたいというみみじんの意向もあり、東京海上日動に入りました。11ヵ月でひとり当たり169,910円です。(はじめはそのくらいで帰国予定でした)良かったところは病院の診察料はキャッシュレス、交通費・薬代は帰国後精算と全て適用になります。あとは携行品が含まれていたので活用できました。
366日
2018年11月19日に出発し、2019年11月20日に戻りました。ワンワールド世界一周航空券の最大日数です。世界一周航空券は1年という期限があり、詳細を問い合わせたところ出発日が19日出発の場合、1年後の19日出発ということで、日本へ帰国する時に日付が変わったため366日という期間になりました。
37ヵ国
少ない方だと思います。旅好きな人ならわかると思うんですが、行った国数が多いってなんかかっこいいんですよね。なのでガツガツ増やしたいところではあったんですが、それでは私たちの旅の目的から反れてしまいます。しっかり自分たちと向き合い、世界196ヵ国ある中から今回行く国37ヵ国へ絞り、ひとつひとつの国を大切に周った結果です。
東回りでオセアニア➡南米➡ヨーロッパ
これにアメリカ横断追加です
西回りの方が時差が楽って聞きますが、滞在日数が長いので問題ありませんでした。今回アジアは行きませんでした。
【世界一周ルート】ワンワールド世界一周航空券4大陸制エコノミーを利用した16区間<溜まったマイル・FLYONポイント>旦那が家計簿管理、妻がルート決め
観光・宿・移動方法の予約は一緒に
みみじんの家計簿管理力は最強でした。スマホのアプリからcvsデータ出力し、エクセルでまとめていたけど、1円単位で漏れなく記録されていてはじめてエクセルを芸術的と感じるほど項目・外貨の数式・見やすさが、私が言うのもあれですがほんとに素晴らしかったです。私はというと、現金で購入したちょっとしたお菓子などの報告漏れでいつも注意を受けていました笑そのエクセルデータのおかげで今ブログでも大活躍しています。
私は「ここ行きたい!」が強く、手広く早く調べるのが得意だったので、全体のルート(世界一周航空券のルート購入も)を担当していました。
レンタカー・運転・飛行機予約・Googlemapは主にみみじん、Airbnb・料理・MT運転・電話は主に私、その他諸々はその時々で分担してやっていました。
大きくは同じだけど、細かくは真逆
学生時代の過ごし方、家族や友人との在り方などは同じですが、みみじんは冷静沈着、私は猪突猛進と真逆のタイプです。旅中でいうと、みみじんはとにかく入念に調べて悩みに悩み通してようやく決めていくので、ミスはないけどとにかく時間がかかります。私は手早く広くテキパキ調べ、ミスも旅のうちだ!くらいの勢いですぐに決めていきます。なのでかなりスピーディーに進められますが、その分ミスが生じます。
想像できますよね、この凸凹具合にお互い何度イライラしたことか。でも、後半はお互いを理解することで、例えばざっくり私が調べて最終決裁の時のチェックはみみじん、のように流れ作業にしたりして、メリットの方が多くなりました。(…そう思っていることを願う)
めっちゃしました
元々喧嘩はよくするタイプでしたが、喧嘩は疲れるので年々減っていた(付き合いは15年)ところでした。ただ、共働き夫婦で暮らしていたところから、24時間一緒になるわけで、特に旅のはじめの頃はお互いの在り方を見つけるまでは喧嘩が多かったです。もちろん基本は仲良しですよ。
主に喧嘩の原因は、疲れと甘えからくる言動です。お互い通常モードの時は大丈夫ですが、疲れると気持ちの器が極端に小さくなり、些細な事にすらイライラします。そして相手に「なんでわかってくれないの?」と甘えてしまい、そんな理不尽なことをぶつけられた相手ももちろんイライラします。はい、喧嘩の出来上がりです。ただ、さすがに私たちも学び、対処法を身に着け、南米へ入るころにはすっかり喧嘩は減りました。
その対処法とは、相手が通常モードじゃないことを察知し、その時は “とにかく寄り添い、優しく受け入れる” です。「大変だったよね、俺/私がやるからゆっくりしていて、疲れたよね、ありがとう」と優しい言葉をかけつつ、マッサージをしたりコーヒーを淹れたり対応します。そうすると、イライラしていた相手も落ち着くと「(自分が悪かった)…ごめんね、ありがとう」となります。
この旅で身に着けた喧嘩回避スキルは帰国後の今でも非常に役に立っています。
4台
内訳は
通常写真 ミラーレス一眼 Panasonic LUMIX GF9
アクティブ写真 OLYMPUS TOUGH TG870
動画 Gopro7
動画予備機 Gopro5
動画はみみじん、写真は私が担当です。ミラーレス一眼は初心者で、LUMIXにした理由は2018年のミラーレス一眼の中で “最も軽量” だったからです。バッテリー込みで269gです。このカメラかなり優秀で、操作は簡単、星空やオーロラもなんとか写真におさめることができました。このブログの写真はほぼこのカメラで撮影した写真です。広角写真はGopro、パッとしない写真はスマホです。
旅の後半調子が悪くなっていたのですが、帰国後直後から完全に壊れてしまい、修理に出したら新品を購入した方が安く、今では思い出の品として飾っています。過酷な旅環境の中で1日約200枚、366日撮り続けたので使い切ったと思っています。
必要
Goproのバッテリーは追加購入して計4つ、ミラーレス一眼のバッテリーは計2つ持っていきました。私たちの場合、毎日宿を利用せず、車中泊・夜行バスも多かったので予備バッテリーはかなり重要でした。
みみじんは容量の大きいモバイルバッテリーも持って行っていたので、観光時Goproのバッテリーが切れたら交換してリュックの中で充電するを繰り返し、リュック内はバッテリー工場化していました。
グーグルフォトとHDD
写真はその日のうちにiPhoneSDカードリーダーを使い、iPhoneへコピーし、Wifiがある時にグーグルフォトへ随時UPしていました。また、時間がある時にSDデータをパソコン経由でHDDに保存していました。
HDDは耐衝撃性の2TBの物を、動画担当のみみじんは2台、写真担当の私は1台、夫婦で計3台持っていました。Goproは画質も割と高めに撮っていたので2台でもギリギリだったそうです。
純正商品へのこだわりがなければ、もっと安いものもあります
6万5千枚
日本へ帰国後、しまうまプリントでフォトブックを作成したのですが、その際にすべての写真を見返し選ぶという作業をしているときに果たして写真は何枚撮ったんだろう?と気になりざっくり数えてみた枚数です。ちなみにこれは質問されていません笑
GREGORY
日本で山登り経験もなく、世界一周に向けて購入しました。みみじんは機能性などこだわりがあり、私は同じブランドで見た目が良ければこだわりがなく、原宿のブランドショップをいくつか周り、結果、疲れにくいやフィット性などの機能性重視でGREGORYに決めました。スタッフさんにはとても丁寧に説明頂き、大変お世話になったのですが、ネットショップの方が安かったので最終的にはネットショップで購入しました。
みみじんはBaltoroバルトロ65リットル、私はMAVENメイブン45リットルです。1年間使ってみて、使いやすさ、機能性において調べていた情報と比べて不満な点はありませんでした。またカバーを使っていたので、1年使っても思っていたより汚れず綺麗です。一点私の感想としては今後も使うならもっとアースカラーを選べばよかったな、というところです。旅中はアースカラーを使っている人が多かったので人とかぶらず盗難防止になり良かったです。
ひとり2つ
メインのバックパックと、サブバックを持っていました。サブはMilletで購入しみみじんはKURAクーラ30リットル、私はPLAROプラロ14リットルでした。クーラは誰かがブログで紹介していたそうで、旅中持っている人をよく見かけました。プラロはかなり小さめですが、見た目も可愛くてとても気に入っていました。肩ベルトのクッション性が高く、トレッキング時に負担が少なく良かったです。ただ、移動時に貴重品やパソコン、電源などを無理やり入れてパンパンになっていたので後半ファスナーが壊れてしまいました。気に入っていたからショック。
二人で708万円
え、700万?!と、旅前だったら私たちも驚いていたと思います。贅沢した訳でもなく、節約しなかった訳でもありません。これが私たちの旅スタイルのベストコスパです!
総計¥7,083,564(二人分)
内訳は
食 費 ¥787,620
宿泊費 ¥863,955
観光費 ¥1,156,985
移動費 ¥2,307,119
(うち、世界一周航空券¥995,960)
レンタ ¥1,018,896
雑 費 ¥948,989
(うち、海外旅行保険¥339,820 予防接種¥233,844)
です。費用についてはまた別記事で紹介します。
ナミビア・ネパール・カナダ・オーストラリア
今まで行ってないところだと、今回アメリカとどっちを追加するか悩んだ南アフリカ、その中でも旅人が口をそろえて良かったというナミビア。あと、この度で山景色が好きになり、ネパールへヒマラヤ山脈を見に行きたいと思うようになりました!
カナダ・オーストラリアもまだまだ行っていないところがあるので行きたいです。あと、みみじんと一緒にスイスも行きたいし、NZ旅ももう一回したいねってよく話しています。そして、こんなに旅をしたからって辺境の地ばかり望むこともなく、ハワイもまた行きたいです。やっぱり日本人に人気が高いだけあって、気候も観光客にやさしい島の雰囲気もとっても魅力です。
行きたい場所はその時々でコロコロ変わります。帰国したときは旅がお腹いっぱいで、もうしばらく海外はいいや~!って思っていたけど、半年経つとまた旅行きたい欲は出てくるもんですね。
長くなってきたので一度終わりにしますが、まだまだ質問回答が残っているので第二弾も書こうと思います。この記事は旅を振り返り懐かしくなり、書いていて楽しくなりました(^^)
そして夫婦旅のこと・保険・荷物・費用についても、まだまだ書きたいことがたくさんあるので、その辺りはまた別記事で紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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