もくじ
はじめに
世界一周366日、ヨーロッパ4ヵ月の中で、地中海の3ヵ国7つの島を訪れました。
- イビサ島(スペイン)
- サントリーニ島(ギリシャ)
- ミコノス島(ギリシャ)
- デロス島(ギリシャ)
- マルタ島(マルタ共和国)
- コミノ島(マルタ共和国)
- ゴゾ島(マルタ共和国)
行きたい島はもっとたくさんあったんだけど、予算と日数を踏まえて絞ったよ
地中海の島ってどんな感じ?
という方へ向けて、見どころ・特徴比較をまとめてみました。少しでも興味を持ったり、行きたい場所が増えてワクワクして頂けたら嬉しいです。
地中海の島ってどこにあるの?
地中海はヨーロッパとアフリカの間の海のことです。
北と東をユーラシア大陸、南をアフリカ大陸に囲まれた地中海盆地に位置する海。地中海を指すMediterraneanという語は、「大地の真ん中」を意味するラテン語
Wikipedia
こんなにたくさんの国に囲まれた海、地中海は長い歴史をもっています。
はじめに栄えたのはエジプト側の東地中海、その後、ローマ帝国が地中海中央部から勢力を伸ばし統一したかと思いきや、ローマ帝国の東西分裂・崩壊により地中海は再びバラバラになります。
続いて、東と南はイスラム帝国、北はフランク王国がまとめ二大文明が進み、少し経ちイタリア半島も交易をはじめ…その後も十字軍、オスマン帝国、各国の遠征、侵略が繰り返されているため、地中海の島々にはさまざまな歴史の跡が残っています。
地中海にまつわる歴史は深すぎてさらっとまとめるのは無理だ
地中海の島は、主にイタリアとギリシャの島が占めています。他にもスペイン、マルタ、フランス、トルコ、クロアチア、チュニジアの島があります。
今回選んだのはスペイン・マルタ・ギリシャの島で、位置関係としてはこのような感じです。
ギリシャって島だらけに感じるけど、世界の島数ランキングだと10位なんだって。
上位3位は北欧、実は日本は世界8位で6,852島だそう。もちろん小さな島も多いんだろうけど、なんだかびっくり!
6~9月がベストシーズンです。ただ、7~8月は日差しも強く、混雑するので、ピークを外した4~6月、9~11月もねらい目です。地中海のクルーズ船を参考にするとだいたい4~11月が運航時期です。
イビサ島
IBIZAの表記からイビザと読みがちだけど、正しくは
イビサ
イビサと言えば、パリピ島!というイメージが強かったんだけど、いい意味で裏切られました。行きの飛行機ではシニア夫婦、家族連れも多く、島全体は穏やかな時間が流れています。
街の中心地はイビサタウンです。城壁に囲まれたイビサ城がそびえ、ふもとには白い壁が可愛い街が広がっています。
昔、西地中海の制海権を得るためにイビサ島を巡り争いが起こっていたため城壁には大砲も残っています。今でこそイギリスのDJたちの活動により、パーティーアイランドとしてのイメージが定着していますが、近代以前は漁業と海軍の島でした。
また、イビサ島は島全体がイビサ島の生物多様性と歴史地区として世界遺産に登録されています。
歴史・自然・音楽が融合した魅力溢れる島、それがイビサ島です!
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#クラブパーティー #世界遺産 #白い壁 #ターコイズブルーの海 #ヒッピーマーケット #スペイン料理 #サンセット
イビサ島は結構見どころが散らばっていてスクーターを借りたよ。バスも結構走ってるんなんだけど、泊まっていた場所からの本数が少なくて。
滞在は3日間と短く、飲んで、クラブへ行って、お昼頃に起きて…という生活で観光少なめだったかな
クラブのチケットは現地でまとめ買いしたら少し値引きしてくれたよ。王道に行きたくてDJを見つつPACHAとUSHUAIAへ
6~9月がシーズン、イビサは混んでても夏がおすすめ
サントリーニ島
ブルードームの景色を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか?サントリーニ島はハネムーンにも人気の場所です。
まず、サントリーニ島を知って驚いたのが島の形。三日月の形をしていて、これは火山により形成されたカルデラ地形だそう。
島の主要な街は2つです。中心地のフィラ。一番大きな繁華街です。そして北の先端に位置する街がイア。高級リゾートホテルが立ち並び、夕陽やブルードームがあるのもイアです。
どちらの街も西側にあり、どこからでも海を見渡せます。断崖絶壁の上に立ち並ぶ建物と、青々とした地中海は絶景です。
また、ホテルでのんびりに飽きたら街から離れると遺跡やビーチ、ワイナリーもあり様々な楽しみ方もできます。
特徴的な地形・絶景・高級リゾート、それがサントリーニ島です!
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#ブルードーム #断崖絶壁 #高級リゾート #ロバタクシー #遺跡 #ワイナリー #レッドビーチ #ブラックビーチ #サンセット
ミコノス島・デロス島
ミコノス島って知っていましたか?サントリーニ島と比べると知名度は劣りますが、次に人気が高い島です。実は”エーゲ海に浮かぶ白い宝石”と呼ばれるほど美しい島で、真っ白な壁と風車のある街並みに、コバルトブルーの海のコントラストがとってもロマンチック。
ミコノス島の建物はすべて真っ白。さらに島の中心地ミコノスタウンは、模様の入った石畳、窓枠やドアは青やカラフルな色が塗られており、どこを切り取っても絵になるカワイイ街並みです。
また、ビーチが非常に多く、エリアによって特徴も異なります。南側はビーチクラブのあるパーティービーチ・ゲイビーチ・ヌーディストビーチなど派手な雰囲気、北側は家族連れやゆったりと過ごしたい人に人気な静かな雰囲気。中心地を離れるとのどかな自然と海の絶景が広がるので、レンタカーで島内のビーチ巡りがおすすめです。
ミコノスタウンの港から船に乗り30分、デロス島まで足を伸ばせば目の前には古代ギリシャの聖地と遺跡の数々が広がります。
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ミコノス島のビーチまとめ
【旅情報】ミコノス島ビーチまとめ☆Google評価4以上のビーチを抜粋!
ミコノス島からフェリーで30分、日帰りで行けるデロス島。デロスとはギリシア語で「明るい、輝いた」という意味。
ギリシャ神話に出てくる太陽の神アポロンと月の女神アルテミスの生誕の地として古代ギリシャの聖地になっており、かつてとても繁栄していた重要な島。今は無人島だけど数多くの遺跡が残っていて、島全体が世界遺産に登録されてるよ
マルタ島
マルタ島ってどこの国?と思う方もいるかと思いますが、マルタ共和国という国なんです。マルタという名前は小型犬マルチーズ発祥の地に由来しているそう。
首都のある賑やかなマルタ島、遺跡の多いゴゾ島、その間にある数人しか住民のいない小さなコミノ島、主にこの3つの島からなり、マルタ共和国の総面積は東京23区の約半分の大きさという小さな国です。
昔、イスラム帝国やイギリスに支配されたことで、さまざまな国の文化が融合していて、そこが魅力的です。首都バレッタは街全体が世界遺産に登録されており、聖ヨハネ騎士団の面影を感じながら美しい街並み散策が楽しめます。
そして印象的なのは建物が石造りなこと。昔ながらのバルコニーは柵も石でできていました。
マルタはシェンゲン協定にも加入しているヨーロッパの国ですが、公用語がマルタ語と英語です。ヨーロッパで英語を公用語としている国は少なく、マルタは欧米人の留学先として発展してきました。また、日本人が少なくヨーロッパ観光を楽しみながら留学できることから、日本人の語学留学先としても人気です。
もちろん観光地としてもビーチ、レストラン、ナイトクラブと発展していて飽きることはありません。
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#マルタ共和国 #世界遺産 #首都バレッタ #文化の融合 #英語 #語学留学
マルタ島の写真・情報が薄くてごめんなさい、マルタ島は留学中の友人と一緒にいたこともあり、あまり観光せずに飲んだくれていました、のんびり最高~!
マルタのルア空港のプライオリティパスの出国ラウンジ、焼き鳥があって驚き
コミノ島
マルタ島へ行ったら必ず行って欲しいのが、コミノ島のブルーラグーン!青く透明度が高い浅瀬のラグーンで海水浴を楽しめます。
マルタ島からはボートで30分ほど、ひと家族しか住んでいないとても小さな島なので半日あれば十分です。
また、綺麗な浅瀬の海でしか見ることができない “宙に浮いているような船” の景色は感動します。
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#ブルーラグーン #野鳥と自然の保護区 #宙に浮いているような船
日中にかけてどんどん人が増えてくるので朝一便がおすすめ
CISKはマルタのビール、カラフルで可愛い
ゴゾ島
マルタ共和国の中で二番目に大きいゴゾ島はのどかで遺跡がたくさん残る島で、落ち着いた雰囲気が人気です。人口もマルタ島は約40万人、ゴゾ島は約6千人と、落ち着いている雰囲気が数字からも見て取れます。
島のほぼ中心に中心地ヴィクトリアがあり、丘の上にある要塞チタデルからはゴゾ島を360度見渡すことができる絶景スポットになっています。
島は海に囲まれているので静かなビーチはもちろん、遺跡や教会が多く点在しており、全部をしっかり周る場合はゴゾ島に泊まることをおすすめします。
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#要塞チタデル #城壁散策 #ジュガンティーヤ神殿 #タピーヌ教会 #のどかな島 #Hop-on Hop-off
ゴゾ島やマルタ島には乗り降り自由な二階建ての観光バスHop-on Hop-offが通っているので、迷ったらこの観光バスを使うと効率よく島内を観光できるよ
二階建てだから見晴らしも最高!暑くなったら一階はクーラーが効いてるよ
ココすれ違えるの?みたいな所もあって、運転手のスキルに驚き
7つの島の特徴比較
私が感じた印象ですが、7つの島を比較してみました。
※デロス島表記がない場合はミコノス島に含まれています
リゾート度・物価の高さ
THEリゾートの雰囲気はサントリーニ島がやっぱり強いと思います。もちろん比例して物価もだんどつ1位ですが、断崖絶壁に立ち並ぶ高級リゾートホテルのバルコニーで、専用ジャグジーに浸かりながらドリンク片手に、エーゲ海の夕陽を眺める素敵な時間が叶います。
海の綺麗さ
正直、海の綺麗さはどの島も最高です!!!浅瀬はエメラルドグリーン、奥は濃いブルー。ただ、コミノ島は海の綺麗さが売りということもあり、断トツです。浅瀬に浮かぶボートが見られます。ミコノス島はビーチが多いので綺麗な海を感じやすいです。
街の白さ
地中海の白い壁は、材料・機能性から白くなっています。材料面は、木材が手に入りにくく漆喰の材料となる石灰石が豊富にあったため。また、機能面として白く塗ることで熱吸収を低くし、強い日差しを防ぐ効果があります。アンダルシア地方の白い街も同じですね。
マルタ共和国は中東の文化も融合しているので、白というより茶色の建物が多くあり、この異国感がとても魅力的です。
観光客が少なくて静か
ゴゾ島、ミコノス島、中心地は観光客が集まりますが、それなりに広い島なので人が少なくて静かなエリアも多く見られました。ゆっくり、静かな島の時間を味わえます。
遺跡好きにおすすめ
ミコノス島からフェリーで1時間ほどでアクセスできる島全体が世界遺産になっているデロス島があります。ゴゾ島も遺跡が有名です。実はイビサ島にも遺跡が多い島です。
華やかで美しい場所が多いのはやっぱりここですね。街歩きはもちろん、素敵なレストランもたくさんあります。夜まで楽しみたいならイビサ島、優雅に過ごしたいならサントリーニ島、ビーチ好きならミコノス島。
ひとり旅におすすめ
せっかく地中海の近くに来たからどこか島へ行ってみたい、という方にもおすすめなのはマルタ島です。留学生も多く、ひとりでも問題なく楽しめます。
女子旅におすすめ
リゾート地での節約方法
リゾート地で節約?と思いますよね、ただ実際に節約方法はあるので一応お伝えします。
地元の人と同じ公共交通機関を使うと安く済みます。あとはレンタカー・レンタルバイクもおすすめです。
ハイシーズンのホテルはとにかく高いです。特にサントリーニ島のイアは高級リゾートエリアで一番安くても1部屋3、4万円~でした。中心地から少し離れてしまいますが、ドミトリーやAirbnbには1泊5000円~あるので宿泊費を押さえることができます。
リゾート地のレストランはとにかく高いです。なので基本は自炊、あとはスーパーで買ったビールやワインとおつまみやフルーツを持って、ビーチや絶景スポットで自然を感じながらのピクニックスタイル。
ただ、地中海はスペイン・イタリア・フランス・ギリシャと美食の国々に囲まれていて料理は美味しいので、毎食ではなくても食べるべきです。ミコノス島では何度かレストランへ入りとっても美味しかったです!
節約するなら、です。今回旅の都合上荷物を増やせなかったので必然的に買えませんでした。でも旅先でのショッピングってワクワクするので、旅のスタイルに合わせて上手く楽しみましょう!
とにかく地中海の島はどこもかしこも絶景尽くしで絵になるで、写真好きには堪らないです。写真が目的なら節約旅でも十分楽しめます。
おわりに
地中海の島はとにかくどこも海がとっても綺麗です!
ヨーロッパのリゾートを感じたいならイビサ島・サントリーニ島・ミコノス島、少しアラビアンな雰囲気が混ざっている異国感ならマルタ島、とにかく海の綺麗さを体感したいならコミノ島、遺跡探索ならデロス島・ゴゾ島ですかね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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