366日夫婦で世界一周しました。旅中や帰国後によく聞かれることを一問一答+説明でまとめました。第一弾で書ききれなかったので、第二弾になります。説明が長めになってしまっているので、興味がないところは飛ばしてください(*^^*)
もくじ
旅前に4ヵ月のセブ留学
けど、TOEICは500点、届かず
世界一周へ行く!と聞いたら、英語はどうなの?って思いますよね。学生の頃は英語はどちらかというと苦手科目。元々海外旅行は大好きでよく行ってたし、行くと「英語、はじめようかな!」と思うものの、旅行から帰るとその気持ちはどこかへ消えてしまっていました。
ですが、”世界一周に行くと決めてから”、英語へのモチベーションがあがり、仕事をしながら勉強をはじめ、旅前には計4ヵ月セブ留学へ行きました。なので、何もやる前よりはだいぶ成長しました。そして700点は取れるんじゃないかと意気込んで受けたセブ留学後のTOEICではは460点でした。はい、こんな程度です。これはショックでした。
そんな英語力でも、旅中にヒッチハイクをしたり、Airbnbのホストと仲良くなったり、アマゾンツアー2泊3日ではウクライナ人とずっと一緒に過ごしたり、飛行機で隣になったリトアニア人とアイスランドからリトアニアまでずっと話していたり、NZではシガーソケットの故障をレンタカー会社と電話でやり取りしたり…など、少ない語彙力ですがコミュニケーションは取れました。
正直、本当にまだまだです。帰国した今は、どんどん下がる一方です。今やりたいことの次には、また英語も勉強したいと思っています。ただ、それでも、勉強する前とは格段に成長したし、少しでもコミュニケーションが取れると旅中もより楽しくなるので、英語に触れてから旅へ出て本当に良かったです。
QQEnglish
CEBU BLUE OCEAN ACADEMY
私の場合、まずひとりでQQへ1ヵ月。その後一旦帰国し、夫婦でCEBOAへ1ヵ月→QQへ2ヵ月の計4ヵ月でした。このようになったのは、当初私が1ヵ月早く退社しセブ留学へ行った後、世界一周スタートする予定から、セブ留学が非常に良かったので、スタートを延期し、夫婦で3ヵ月行くことにしたためです。
QQはセブ島の中心地とマクタン島にあり、私たちはマクタン島の校舎。CEBOA(通称セボア)もマクタン島にあり、QQとCEBOAは徒歩5分程度の場所にあります。どちらも良いですが、個人的にはより “話す” ことを重視したカリキュラムが豊富なQQが合っていました。
地道に。
行くと決めてから2年弱、夫婦共に普通の会社員だったので、普通に日々節約して貯めました。行くと決めたのは結婚後でしたが、私たちの場合共働きでお財布も別々だったので、本当にそれぞれ、という感じです。
私の場合の日々節約は、お昼は出来るだけお弁当を作ったり、とにかく交際費が一番かかるライフスタイルだったので飲み会の回数を減らしたり、もちろん服買わず、美容室もセルフカラー。あと大きいところは、賃貸マンションに住んでいたのですが更新のタイミングでみみじんの実家に引っ越し、5ヵ月間同居させて頂きました。もちろん最低限の費用は二人で入れていましたが、自分たちで家賃・光熱費全て払っていた時と比べたら1/3以下です。本当に感謝です。
貯めるサイクルとしては、ちょうど退職前2年間ほど業績が良いタイミングでまとまったボーナスを頂けていたので(基本給は低いです…)、月給で日々を過ごし、なんとか残せた分と、ボーナス全てを貯金するスタイルで貯めました。
辞めました
みみじんは監査法人勤めの会計士、私は広告制作会社の企画職、もちろん退職するなんて世界一周するまで考えず、日々精進していたところでした。なので、気世界一周を決めるまでは、本当-----------に、悩みました。
特に私の場合、企画職とはいえその会社だからこそ活きるスキルの多い仕事をしていて、年齢は30歳。今後家族を増やしたい、と思っているタイミングと世界一周の夢。当時、その会社へは転職して4年目でしたが、転職理由も女性が多く活躍していてスキルを活かしながら産休・育休を取って働ける職場として魅力を感じたからです。バリバリ働きながらの子育てを目指し、ようやく自分らしさを武器にす芽が出来てきたのかな~、というところでした。帰国後改めて転職した場合、同じ環境を築くにはどんなに少なくても3年はかかります。ただただ帰国後の仕事というより、この ”築いてきた職場環境” という点が一番悩んだポイントでした。
会社の同僚は応援してくれたので、世界一周中もSNSへリアクションしてもらえたり、今でも連絡が取りあえる関係には本当に有難いです。会社員の場合周りへの配慮も大切なので、円満に退社するには半年~1年かけてゆっくり準備がおすすめです。
「行って、後悔することはない!」
と自分の中で強く思ったから
”世界一周へ行く=会社を辞める&子作りは先延ばし” を決めるまでがとにかく悩みました。ただ、今後の人生どうなったとしても「行って、後悔することはない」と強く思えたことが、自分の後押しになりました。
「世界一周」の実現
これも「世界一周へ行く!」と言うと親にも友達にも、本当によく聞かれました。決めるまでにたくさん悩んだおかげでかなり自己分析が出来ていて、目的はありませんでした。というより、
世 界 一 周
という四文字の言葉に惹かれていて、世界一周を実現することが目的でした。そんな背景もあり、世界一周航空券への憧れも強く、ワンワールド世界一周航空券を利用した理由のひとつでもあります。
ベストシーズンに絶景巡り
あまり旅前には分かっていなかったのですが、振り返るとこれだと思います。「ここへ行きたい!」の原動力に「見たい景色」が多かったので、その景色を見ることが出来るタイミングというのは割とこだわりました。
旅中色々な人に出会い、同じように景色を重視する人、山好きな人、ワーホリ先から旅を繰り返している人、お祭りに合わせて動いている人、音楽好き、コーヒー好き…など、旅スタイルは本当に人それぞれだと感じました。
高橋歩さんの本とハネムーン
大学生の頃に、みみじんが持っていた「高橋歩さんの本」で世界一周という言葉を知り、そこから心の奥底でずっと憧れがありました。むしろ学生の頃に行きたかったのですが、当時とても熱いサークルに所属していて、学生時代の優先順位は “学業>サークル>サークルのためのバイト” でした。なので一年間休学して世界一周などとても想像が出来ず、社会人になってからはどこか「バックパック旅は学生がするもの」と思っていて、オトナ旅にステイタスを感じていました。
なのに、歳を重ねるごとに海外への魅力は増し行きたい国は増えるばかり。本屋さんの旅行本コーナーではワクワクドキドキが止まらず、一方、行きたい国へ生きているうちに行けるのかな…一度の海外旅行でかかる費用って…など考えると凹み。でも、日常のサイクルがあって世界一周はまったく他人事でした。
そんな中、自分たちで計画したオリジナルのハネムーンへ行き海外熱が再発し、次は家族を…世界一周は老後、いつか、と思っていたけど、”本当にそれでいいの??いつかってあるの??”という自分の声が心のうちで大きくなり、ついにずっと胸の奥に潜んでいる世界一周と向き合ってみることに、それがきっかけです。
今だから思うのは、子供がいても世界一周している人はいるし、旅中にはシニアの方にも多く出会ったし、年齢もタイミングもいつだっていいんです。ただ、私たちにとってのタイミングが今だったんだな、と思います。
大丈夫
正直世界一周中より、セブ留学中の日々の寮のごはんの方が飽きてしまいしんどかったです。あと、これは自業自得ですが、節約していたので、車中泊や冷蔵庫がない環境が続いた時の “乾きもの(缶詰)生活” は防災訓練のようで徐々に辛くなりました。
旅中は基本的にキッチン付きのところを選んで、スーパーで買い出しをして、自炊をしていました。スーパーは物価が高いヨーロッパですら日本と比べたら安く感じるくらい、日本のスーパーは高いので、自炊なら日本より食費は安く済みます。あとボリビアでは物価が安いから逆に外食をすることが多かったんですが、お腹を壊すことが多かったです、インフラの問題ですかね。
結論としては、よほどの発展途上国じゃない限り、お金さえあれば世界中ある程度満足するものが食べられます。節約する場合も日本の調味料さえ持っていれば日本食を作れます。
本だし
とにかく、本だしさえあればなんとなく日本食っぽい味を作れます。一番よく使ったのは和風パスタです。あとブラジルで水炊きもしました。醤油は意外にだいたいどの国でも手に入りましたが荷物になるので、小分けはあると便利です。旅中に出くわして感動した日本の食品は本だし・お茶漬けの素・ゆかり・卵かけごはん・鍋キューブ・たくあん・納豆・あずきバー・あんぱん・抹茶アイス・お煎餅・カレールウ・日本のお菓子です。ずっと食べたくて一年間口にしなかったのは、豆腐・海苔でした。海苔は売っているけど節約バックパッカーには手が出せませんでした。
日本食が好きになった
行く前は海外への憧れから「エスニック・メキシカン・中華」などスパイスをたくさん使う料理が大好きで、醤油・みりん・酒・砂糖を使う和食はあまり作りませんでした。世界一周をして日本の調味料の貴重さを痛感し、”日本のごはん=和食=育ってきた食べ物” という当たり前のことを体感し、帰国後は和食を作る頻度がかなり高くなりました。
洗濯
洗濯機の有難さを痛感しました。手洗いは本当にめんどくさいです、何より絞る作業がいっちばん疲れました、思い出すだけでもうんざりです。脱水機があるだけでもかなり救われました。また突然の大雨でせっかく全て洗った洗濯物がびしょ濡れになり、足止めになることもありました。今ではドラム式洗濯機なのにたまに「あ~畳むの面倒~」と思う自分自身にあの大変さを思い出させたいです。
また、南米ではシャワーの水圧が弱かったり、お湯が出なかったり、ネットが繋がらなかったり、不便な生活を体験したからこそ日本での日々の暮らしって何て便利なんだろう!と思いました。
変わってない
けど、経験が増えた
これもとてもよく聞かれますが、正直自分で「価値観変わったわ!」という感覚は残念ながらありませんでした。それは「旅」という非日常から、いつのまにか「旅=暮らし=日常」になっていたことも大きいと思います。なので価値観が変わった!というよりは、「暮らす中で経験が増えた、色んな生活スタイルに触れて経験値が上がった」という感覚です。あとは旅を通じて自分が思っていた以上に少ない荷物で生活できること・日本での生活は物が多すぎること・買い物が多すぎることなどを痛感しました。帰国後ティッシュを使うのが勿体なくてしばらく購入できませんでした、日本のティッシュは世界にはないクオリティです。
世界が近くなった
良かったことの中のひとつに、行く前と比べてすごく世界が近く感じるようになりました。Amazonのスクリーンセーバーの世界の景色や、テレビで世界をテーマにした番組を見ると、今まで世界の果てに感じていた場所が、実際にどんな人たちが住んでいるのか、におい、風の強さ、感じたこと、他の国との距離感など思い出して、みみじんとその時の思い出などを話せるのがとても楽しいです。
ウォシュレットがない
ホテルに泊まれば別ですが、Airbnbやドミトリー、スーパー、ショッピングモール、空港、とにかくウォシュレットがありませんでした。唯一、一度だけウォシュレットがあったのは”バルト三国リトアニアの首都、ビリニュスの空港のプライオリティパスラウンジ” です。他の先進国の空港ラウンジですらウォシュレットを見かけたことはありませんでした、なぜここに?とすごく驚きました。
あと南米は有料トイレが普通でした。日本で有料トイレなんてないのではじめは驚きました。
以上になります。書いていて、色んな方の旅の感想を読みたくなりました。もし、同じような記事を書いている方が読んでくださっていたら、是非コメントから教えてください(^^)そして、もし良ければ記事リンク貼り合いましょう☆
最後まで読んでいただきありがとうございました!
前回のまとめはこちらです、最初の20では費用や海外保険のことも触れています
【夫婦旅】世界一周後によく聞かれること20まとめ世界一周ルートはこちら
【世界一周ルート】4.キャンピングカーでアメリカ横断!ルート、スケジュール、キャピングカー費用は?【世界一周ルート】3-6.マルタ・イギリス・エジプト・フィンランドのルート、移動方法【世界一周ルート】3-5.東欧・中東のルート、移動方法【世界一周ルート】3-4.デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・アイスランド、移動方法【世界一周ルート】3-3.オランダ・ベルギー・フランス・ドイツ・オーストリア・チェコのルート、移動方法