南米の中でも象徴的な国で、なんとなく賑やかで、治安もちょっと不安があって…行くまでは街と人のイメージが強かったブラジルでしたが、実際に周遊するととにかく大自然と絶景尽くし!!!そして他の観光地と比べると空いているのでその感じも良かったです。
もくじ
はじめに
今回1ヵ月のブラジル一周では、イグアスの滝・ボニート・ブラジリア・シャパーダジアマンティーナ国立公園・サルバドール・レシフェ・オリンダ・フォルタレザ・レンソイスマラニャンセス国立公園・アマゾンツアー・リオデジャネイロを周ったので、それぞれ見どころ写真と簡単な説明でご紹介したいと思います。
フォスドイグアスから、八の字のような感じでぐるっと周りました。基本はバス、最後は飛行機を使いました。ブラジルは面積が日本の22.5倍!本当に広かったです。
2019年の5月3日~6月1日の1ヵ月です。北のサンルイス、マナウス当たりはちょうど雨季の終わりの時期で、サンルイスからアクセスするレンソイスマラニャンセス国立公園ではラグーンの絶景、マナウスからアクセスするアマゾンツアーではアマゾンの水嵩が増しているのでボートでどこまでも探検できる本物のジャングルクルーズ状態でした。
アマゾンで動物メインで行きたい人は乾季がおすすめ。雨季は動物が少ないけど鏡張りの景色が絶景だよ。
ブラジル一周で行ったところ
イグアスの滝は見どころが二か所あって、ひとつはブラジル側、もうひとつはアルゼンチン側にあります。ブラジル側の特徴は滝を間近で見ることが出来る橋やボートツアーがあること。
アルゼンチン側の方が広く、滝の数や園内の見どころが多く人気です。園内にはトロッコが通っています。
フォスドイグアスからプエルトイグアスはバスで約240円、国境で乗換しても1時間ほどで行けるのでどちらも行くことをおすすめします。
ボニートにはたくさんの観光名所があります!その中のイチオシが世界一透明な水で有名なプラタ川。ここではシュノーケリングツアーがあって、水の流れに身体を預けてまるで流れるプールで流れるように水中の世界を観察できるツアー、一列でゆっくり流れていきました
水がないようなこの透明感、水中写真というより宙に浮いている感じ
ヘルメットをかぶり深く下っていく青の洞窟ツアー
カンポグランデはボニートやパンタナールへ行く際に経由する街で、見どころは特にありませんが沖縄そばが有名です。沖縄そば?と思いましたが調べてみると日本人移民が多い街でした。ブラジルでは1900年代はじめに奴隷制度を廃止した際、労働力不足になり、日本にも移民募集をかけたそうです、その時に約160万人が移住したそうでカンポグランデはブラジルの中でも日本人移民が多く、約6割が沖縄出身。今では沖縄そばがカンポグランデの郷土食に認定されているそう。
ブラジルは首都が何度か移っています。初めはサルヴァドール、次はリオデジャネイロ。そして1960年、沿岸部と内陸部の繁栄差から、内陸部に新たに建設されたのがこのブラジリア。コンペによってデザインされた人工的な首都は『50年の進歩を5年で』とゆうスローガンのもと、実際にたった5年で何もない荒野から新首都が造られたそう。ブラジルは国旗に文字が入ってる数少ない国、その国旗にも”秩序と進歩” って描かれている。そんなブラジリアは ”過去をもたない首都” として世界遺産登録されている、ちょっと不思議。
近未来を感じる建物が多く、建築物や街づくりに興味がある人にものすごくおすすめです。
バイーア州のレンソイスにある国立公園。日本ではまだまだメジャーではないけど、自然が豊富でブラジル国内でも人気のスポット。10種類くらいのツアーがあり、一番メジャーなのが5ヵ所の見どころを周るツアー。青の洞窟シュノーケリングや鍾乳洞散策、テーブルマウンテンの夕陽など魅力溢れる内容です。
他にも、2ヵ所の青の洞窟を周るツアー、ひとつめは光の屈折でダブルの反射が見られる神秘的な洞窟
二つ目はシュノーケリングができる青の洞窟
水の中の足を撮影してこの透明度、海底にダイヤモンドがあるみたいにキラキラ光のカーテンが揺れていて綺麗だった!
迫力満点の滝周りを散策するツアー
3日間で計3つのツアーに参加しました
バイーア州の州都、サルバドールはアフリカから連れてこられた奴隷の歴史があり、黒人とカラフルな街並みで有名。
カラフルな街並みは、観光地とか関係なくカラフルな街並みが昔からあったんだろうなって思うくらい、規模が大きい。そして、外装が剥がれてたり、劣化してたり、思っていたより綺麗じゃないところもたくさん。その感じがかっこよかったです。
治安も悪いって聞いてたし、カメラ提げてたら『しまいなさいっ』て地元の人に注意されるくらいだったけど、警戒してた割には治安の悪さは感じませんでした。
もちろん19時以降は出歩かなかったよ
レシフェはかなり大きく、人も多い賑やかな街でした!この辺りも治安はあまり良くないようでAirbnbのホストからはローカルバスは乗らない方がいいよとアドバイスをもらったのでUberで移動していました。オリンダもレシフェから日帰りで。
新市街はとにかく地元の人でにぎわっています
旧市街は観光客向けに綺麗に整備されていました
オランダ人が、オーリンダ!(なんて美しいんだ!)と言ったことがきっかけで名づけられたという景観が美しい街、オリンダ。実際に行ってみると、思っていたよりかなりコンパクト。カラフルな建物、建物の隙間からのぞく教会、高台から見渡すオリンダの街と奥に広がるレシフェのビル群。場所により色んな景色が見れました。
サンルイスへ飛行機で行くために寄ったフォルタレザ。海が近い街でリゾート地のようですが、こじんまりした印象でした。
バヘリーニャスからアクセスする国立公園、雨季限定の白い砂漠とラグーンはとにかく絶景です!街にはツアー会社がたくさんありツアーの種類も豊富。今回行ったのは一番メジャーなラグーナボニータツアー
ラグーナアズールツアー
最後にセスナツアー
ラグーナボニータツアーは初日土砂降りで、翌日もリベンジして2回行きました。悪天候と快晴では全然景色が違うので天気待ちできる状態がおすすめです。
レンソイスマラニャンセス国立公園の写真をもっと見たい方はこちらもどうぞ
【写真で世界の街歩き】ブラジルの秘境!雨季限定の自然の奇跡レンソイス・マラニャンセス国立公園アマゾンへはコロンビアやペルーからもアクセスできます、ブラジルからだとマナウスが有名です。アマゾンの入口と聞いていたからどんな田舎かと思いきや、空港はかなり綺麗で、マナウスは日系の企業も多いそうでたまたま乗ったUberは日本語も話せる日本人でとてもびっくりしました。
アマゾンツアーは2泊3日を選びましたがとにかく最高でした!
ジャングル探検をしたり
アマゾンのサンセット、サンライズ鑑賞に
トイレもないジャングルの中でごはんを食べて、魚釣りして、星空を見て、自然の音を聞きながらハンモックで眠るジャングルキャンプをしたり
ただ、蚊は予想通りとても多く対策をしても29カ所も刺される始末。
思わず数えちゃったよね。一緒のツアーだった美女は肌を露出しまくっていたのに全然刺されている気配なかったんだよね~。虫よけが足りなかったのかな、体質かな…
そして最終日はズボンの裾から入ってしまった蜂にふくらはぎの裏を刺されてしまい、猛烈なかゆみと足首がなくなり象のような脚になるほどどんどん腫れが広がったので、リオデジャネイロで病院にかかりました。
リオデジャネイロはとにかく地形が印象的でした。それもそのはず、「リオデジャネイロ 山と海に挟まれたカリオカの景観群」として世界文化遺産にも登録されていました。
人口も多くとても賑わっていて、至る所にウォールアートがあり、当初イメージしていたブラジルを感じました。
ブラジルの絶景『勝手にランキング!』
正直どこも良すぎてランキングが難しいけど、それでも振り返るとベスト3はここかな~!
レンソイスマラニャンセス国立公園のラグーン。運よくベストタイミングで見れたこともあり、まるで奇跡が起こったかのような絶景でした!
ラグーナボニータツアーは午前中だったこともありほぼ貸し切り状態という贅沢さ
よく「死ぬまでに行きたい絶景」などで見かける景色はセスナツアーでした。ラグーナツアーに参加したあとだと、このひとつひとつのラグーンがどれだけ大きいか、そしてこの景色がどれだけ広大かを感じ取れます。
シャパーダジアマンティーナ国立公園のパイイナシオ。テーブルマウンテンの重なりを拝める広大な景色が最高でした
雨季のアマゾンで見られる鏡張りの景色がとにかく幻想的でした!ボートに乗り、エンジンを止めてアマゾンの中へ進んでいきます。
鳥やサルや虫の自然のBGMと、上下が分からなくなるくらい水面に綺麗に映る鏡張りの景色がとっても素敵でした。
おわりに
ブラジルいかがでしたか?今後の旅先の選択肢が少しでも広がったら嬉しいです。飛行機を使えばもっと短い日数で周ることも出来ますが、やっぱり広いので分割したり、行く場所を絞って行った方がゆっくりできそうです、正直1ヵ月でも時間が足りずバタバタでした。
事前知識が少なかったこともあり、実際に行ってイメージが変わった国としてはかなり上位にくる国でした。心配していた治安は気を付けていたからか何も危ない目にあうことがありませんでしたが、ブラジルは現地の人からも気を付けてねと言われるほどやはり治安は安定していないようなので、もし行く際は気を付けてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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