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【テント泊登山1日目】一ノ沢登山口から常念小屋へ

夏常念・燕方面行き「毎日あるぺん号」

8/15、竹橋駅22:30到着。道中みみじんが帽子を忘れたことに気づき、出だしからかなり困ったことに…。登山で帽子は必須。みみじんは竹橋駅到着後、夜とはいえかなり蒸し暑い中、近くのコンビニ2軒を時間がない中走り、私も隣接しているコンビニを確認、結局3軒とも帽子は売ってない、まぁそうだよね…。受付は毎日新聞社の中にあって、入ると既に十数名の人。表には常念・燕方面と、上高地方面の2台のバスが停まってたよ。

スタッフさんによると22:40から受付開始するとのこと、座席は既に決まっているから受付の順番は関係ないということで、それは急がなくていいから有難い~!結局22:50頃受付とトイレを済ませ、ザックを預けて、貴重品だけ持って乗車。コロナの影響か、乗車率50%以下でかなり空いてる!後ろがいないから気にせず倒せて有難い。そして思っていたより足元が広い、フットレストもあって普通のバスよりゆったり。充電のUSBとかはなかったな。あとトイレもなし。それとコロナ対策に車内では常にマスク着用必須。耳栓にアイマスクにマスクに、顔面装備多め。

途中、談合坂SAと諏訪SAでトイレ休憩によって行くそう、…SA?帽子あるんじゃない??!12:30、談合坂SAに到着。さすが談合坂SA、帽子売ってた~!!キャップのタイプと、登山っぽい帽子、どちらも1,080円という良心的な値段。キャップはファッションキャップで微妙だったから、ベストじゃないけどまぁアリの登山っぽい帽子を購入。みみじんは似合うキャップを忘れてテンション落ちてたけど、でもでも良かった~!!!

ということで、無事解決!ただ、夜行バスで寝るのが得意だったはずが細かなアナウンスや停車でウトウト状態で一ノ沢到着しちゃった。ほぼオール明け状態の身体、つらっ。。

一ノ沢登山口

一ノ沢登山口には4:25頃到着、まだ真っ暗でヘッドライト装着。綺麗なトイレ、蛇口の水場、ベンチがあって、そこで荷物の整理、虫よけスプレー、日焼け止めを塗って、パンを食べて、水を汲んで、靴紐を結んで…ゆっくりしてたら30分経過。

一ノ沢登山口
一ノ沢登山口
一ノ沢登山口
一ノ沢登山口

明るくなって来たところに、この辺の管理人さんが来た。「数日前、上高地のテント場で熊が出たらしいから、食事のゴミとかは匂いが出ないようにとかしっかり対策するんだよ」と教えてくれて、熊が出るって知らなかったからびっくり。聞けて良かった。

ついでに「蛇口の水場、滅菌していません!って書いてあるけど飲んで大丈夫ですよね?」と聞いたら「よっぽどお腹弱くない限り大丈夫だよ~!」と。

一ノ沢登山口水場
一ノ沢登山口水場

なんだか”滅菌していません!”とわざわざ書いてあるからちょっと心配になっちゃった。ちなみに道中、流れている沢の水も何度も飲んだけど、お腹はまったく壊さなかった、冷たかったし良かった。そんなこんなで、5:10スタート!

一ノ沢登山口
一ノ沢登山口

5.7kmでしょ、距離は全然ちょっとじゃん!…とこの時は思ってたよ。

一ノ沢登山口

登山開始!

…予想以上に重さがしんどい。普段寝ている時間だからか、なんだかめまいもするしフラフラ。行動食に用意してたプルーンを食べて、鉄分補給。そして、100mくらい進んだところからすぐに登り、あれ…胸突八丁までは平らなコースじゃなかったの???と。

何より半月板断裂を抱えたみみじんの膝が心配過ぎて、二人して今なら引き返せる…もしこの登山で一生歩けないことになったらどうしよう、ととにかく不安に。とは言ってもわざわざ来た登山。やりたかったテント泊。さすがに取りあえずは進む。

登山口から15分くらい進んだところにある鳥居。確か事前情報では「入口から少し入ったすぐのところに鳥居があります」と書いてあったような、アプリで現在地確認するとほぼ入口。もう、こんな感じで出だしから不安要素満点で、精神的には最初の2時間くらいがいっちばん辛かった。

一ノ沢鳥居

一ノ沢という名前通り、ずーっと沢沿いを登っていく道。景色は最高!鳥のさえずりに川のせせらぎに、森の中だから日陰になっているところも多くて、とにかく気持ちいい。

ポイントとコースタイムは、一ノ沢から1時間で大滝ベンチ。

大滝ベンチから2時間で胸突八丁。胸突八丁から最終水場まで20分。最終水場から常念小屋までは80分。前半の一ノ沢から胸突八丁までは緩やかにずっと登り(荷物が重すぎて急に感じてたけど)、後半の胸突八丁から常念小屋まではきつい登り。とにかくしんどかった…。

かなり休憩多めに、みみじんの膝が心配だったから荷物分担も見直しつつ、さらに急なところが増える後半、後半はカメラもしまったため写真なし。

最終水場からの第一、第二、第三ベンチ

はじめ第二ベンチの次が小屋だと思っていたから、すれ違った人と話して第三ベンチの存在を知った時はがっくり…。でも、振り返ると最終水場から第一ベンチまでが距離長め、第二、第三と徐々に短くなっている気がする。第一と第二では休憩して、第三はスルーして頂上へ!エネルギー消費が半端なかったみたいで行動食が止まらない。そして普段食べるとあまり美味しくない塩分チャージタブレットがものすごく美味しい!塩分足りなくなってたんだね。登山に必須!

常念小屋に無料の水はない

途中、水場を聞いたときに、「常念小屋は水場がなくて、1ℓ1000円だから最終水場でめいっぱい汲むんだよ」と教えてもらい、それはやばい!とお互い最終水場手前の沢で(最終水場がどこにあるか分からず不安になり手前の沢で汲んでしまった)プラバック2ℓ+水筒750mlにパンパンにして、頂上へ。小屋の張り紙を見ると、1ℓ200円。あれ、1000円じゃなかった。それでも汲んでおけたから教えてもらって良かった。

一ノ沢登山口~常念小屋の水場

結局、確認出来たのは、登山口の蛇口、最終水場の2ヵ所だけで、あとは流れてる沢で汲む感じだった。アプリで水場表示されているのは沢も含まれてたのかな…?よく分からなかったな。

常念小屋到着!

スタートから6時間経った11:00頃、ようやく到着!!!もうね、この時の感動は忘れられない!!!突然景色が開けて、あれ、いよいよ!!というところから着いた瞬間に広がる絶景、眼下に見える小屋とその奥の北アルプスの山並み!「着いたー!!!!!」っていう達成感が気持ち良すぎた。

事前に見ていた通り、まずは小屋へ受付をしに。

テント泊はひとり1泊1000円。山小屋泊は素泊まり7,500円、朝晩付きは10,500円とのこと。なかなかなお値段。あとビール500mlは800円、ポカリ500mlは400円だったかな。

常念小屋テン場

匂いに敏感なのでトイレの風下にならない位置を選んで、小石をよけて、はじめてのテント設営。テントは家でも広げたけど、ペグははじめて。スムーズにいい感じに出来て満足。

やりたかったやつ~!!!山の絶景×テント泊。うれしー!

まずはお昼ごはん、カップ麺と天然酵母パンひとつずつ。パン、うんま。なんで自然の中で食べるだけでこんなにも美味しいんだろう、最高。

思い切ってルートを変更!

当初、一ノ沢登山口→常念小屋→常念岳→常念小屋泊。常念小屋→大天井岳→燕山荘→燕岳→燕山荘伯。燕山荘→中房温泉登山口へ下山の2泊3日縦走の予定だったけど、この重い荷物を背負ってこのルートは楽しめないね、ということになり、常念小屋テントを拠点に行動して、一ノ沢へまた下山するスケジュールに変更。思い切ったよ、でも今回はこれが大正解!おかげで最後まで楽しんで、下山も余裕、とまではいかなくても全然問題なしでした!プラン変更には勇気がいるけど、はじめての登山テント泊だし、やっぱり楽しむことが一番の目的だから、そこを軸にして良かった。